仕事を続けていると、どうしても我慢しすぎてしまう…。
「体育会気質」が災いする
これは私の感覚かもしれませんが、お金をもらって働くということは、いただくお給料の中にはある程度の「我慢料」が含まれていて、ある程度のイヤなことはある程度我慢しなければいけないモノだと、思い込んでしまっている節があります。
これ、マジで自分を大事にできなくする考え方なんですよね。
私は体育大出身で、大学時代は体育会に身を置いていたせいもあって、はからずもけっこう我慢ができてしまう体質になってしまっているんですよね。これっていい面もあるけれど、反対に良くない面もあって、特に仕事を続けるという場面では、自分に無理を強いてしまうという悪い面に出ることが多いと感じています。
「事なかれ主義」が暴走
また、ヘンにもめ事を嫌うというか避ける傾向が私にはあって、場の空気が険悪になってくると、「私が我慢すればこの場が収まるなら、多少納得がいかなくても私が我慢すればいいんだ」と考えて、言いたいことを飲み込んでその場を丸く収めようと立ち回ってしまうんですよね。しかも無意識のうちにそういう立ち位置に立ってしまうことがよくあります。そんな役回り、誰も求めてなんかいないのにね。
これも、自分を大事にできていない行動だと思っています。
わかってはいるんだけれど、気がついたらまた同じことをしている…というパターンが続いていて、つくづく私って自分の感覚を無視して生きてきているんだなと思ってしまいます。
自分を守るのは自分
仕事をしていると、当然思いどおりに行くことばかりではないので、カチンとくることもしばしばあります。特に特定の人からの高圧的な物言いには本当にムカつきます。上司だからって何を言っても言い訳ではないし、お互いの信頼関係を崩すような物言いは相手が誰であれいいわけがありません。
ただ、それをされてイヤだったら、私もハッキリ「いやな気持ちがした」ということをその人に言っていいはず。なのにそれを言えていないのは、自分の側にも非はあるなと思うんですよね。陰で文句ばっかり言っていたところで、それでは何の解決にもならないじゃんと思います。
結局のところ、全ては自分の考え方次第ということになるのかな。
そして、自分の感性をもっと信じていいんだと思うんですよ。自分がこれほどイヤだと思うなら、それは自分がわがままだからではないし、自分の我慢が足りないせいでもない。自分の尺度をもっと信頼してあげて、自分がイヤだ!と思うことを自分がされたら、堂々と「イヤです」と言うべきなんだと思うんです。
自分を守ってあげられるのは、自分しかいないんだからね。