20代でのロンドン1ヶ月語学留学以来、私の中にくすぶり続けてきた「1年間、海外で生活する」という夢は、公務員を早期退職した時には残念ながら現実のものとはなりませんでした。
公務員を退職後、私は起業を目指してセミナーを受けてスキルを磨き、どうにかこうにかお客さまもとれるようになってきていました。「自分で稼ぐサイクル」を少しずつ回し始められるようになってきているような時期でした。一見順風満帆に映るかも知れませんが、自分の感覚としてはなんとなく全てが煮え切らず、進んでいるようで勢いを感じられない微妙な仕事のしかたをしていました。今考えればそれは心底やりたいことをやっているわけではなかったことが原因だったと思います。そんな時に、母校である某大学から新しいプロジェクト立ち上げの情報が入ります。そのプロジェクトのメンバーとして働かないかという誘いに、私は乗ることを決めます。これは正直ありがたい話ではあったのですが、それはすなわち再び雇われの身に戻るということに他ならず、事実上の後退とも言える選択でした。
母校でのプロジェクトで約3年働いたあと、関連する会社での仕事のオファーをいただきます。そのお話しをありがたくお受けして、新しい職場での3年間限定の仕事に就くことを決めました。おかげさまで今はその3年目。いよいよ来年3月末でこの仕事からも退くことになるのです。
こうしてとうとう巡ってきた2回目の退職。今回は1回目よりバージョンアップしていて、辞めた後のことを準備するだけの余裕もあります。まぁ2回目とはそういうことです。これまでずっと封印してきた「1年間、海外で生活したい!」という私の夢を叶えるときが、長い年月を経ていよいよやってくるということです。これは行くしかないし、準備するしかないし、ついでに準備しながらその過程を起業につなげたいしと考え、そのためにブログを再開しているのが、今この時というわけです。
ずっとずっとくすぶり続けて生きた「1年間、海外で生活する」という私の夢は、あと少しで現実のものとなります。コロナが世界を変えてしまっているけれど来年になれば、ワクチンが行き渡って人の行き来も改善されるでしょうし、海外の語学学校も現地でのリアル授業を再開できるようになるであろうと予想して準備を始めなければなりません。どうしても見込みで考えなければならないことが多く、ちょっと気が滅入りますが、行けると決めて動かなければまたチャンスを逃すことになるかもしれないので、ここはもう行くと決めてコマを進めるしかありません。
まずは留学エージェントを決めるところから始めるのが定石です。私は今回、留学先候補であるカナダの会社にお願いしようと考えています。どんな風に進んでいくのか、リアルタイムでまたお話ししますね。