ネットを見ていたら、65才ブロガーの女性が自分の日常について紹介している記事がありました。それを読んで、まあ驚いた。
ひっそりと穏やかな暮らし
その方は、パートで月12万を稼ぎ、日常は質素で穏やか。つつましく丁寧に暮らすことの大切さを紹介する内容でした。
なるほど。そういう人もいるんだなぁと納得しかけた私が驚いたのは、その人本人についてではなくその記事へのコメントでした。「40代女性です。私も60を過ぎたらこの方のようにひっそりと穏やかに過ごしていきたい…」みたいなことが書いてありました。
えっ?
人生100年時代になって久しいというのに、60代のイメージっていまだにこんななの????私はそこにめちゃくちゃビックリしたのです。
制約からの解放
イヤそりゃ、人それぞれ感じ方は自由だからそれが間違っているとか、そういうことではないんだけれど、それにしても60代はもう余生で、あとは枯れていくのを待つだけ…みたいな感じが私には信じられませんでした。昔の60代だったらわかるけど、これだけ月日は流れているのに、人が持つイメージは相変わらず昔のままらしいぞ…と思うと、なんだか残念な気持ちになってしまいました。
でも、残念がることでエネルギーを持って行かれるのはもっと残念なことなので、じゃあ私はどうだったらいいと思っているのか、もう一度考えてみました。
私にとって60代は、やっと義務的な労働から解放される、自由の始まりです。まあこれまでだって義務的に働く必要はなかったと言えばなかったんだけれど、気持ち的に「働かなくちゃいけない」って思っていて、自分を自分で養うために仕方なく働き続けてきた面が少なからずありました。
でも、2度目の退職でそんな制約ともおさらば。ここからは、働きたい形で働きたいと思う限り働き続けるという「自分パターン」に持ち込める最高のタイミングだと思っています。
ここから先は、謳歌のフェーズ
これまで働いてきたからある程度お金もあるし、時間は自由になるわけだから、ずーーーーっと行きたかった海外留学だって実現させられる、しかも1年間も。そしてどうやってお金を稼ごうかな~ってあれこれ画策することだってできる。困ったら相談できる友だちもいるし、ゴルフで遊ぶ仲間もいる。
こんなふうに考えると、つつましく穏やかになんてやってる場合じゃない。今のこの瞬間瞬間を謳歌しなくちゃ!やりたいことを片っ端から実現させて、こんな60代いいでしょ~~~ってみんなに見せたい。そしてそれを見た30代の女子たちが、あんな60代もいいな~って思ってくれたら最高にうれしい。
ステレオタイプの60代のイメージを、人生100年時代のそれに書き換えていきたいってことなんだろうな、きっと。ジャンヌ・ダルク的な??カッコよすぎか。