筋膜リリースの効果を期待して、道具を用意していざ始めてはみたものの、あまりの痛さにとてもじゃないけど続けられない…と感じている方、多いのではないでしょうか?でもやめるのはまだ早いです。
筋膜リリースのローラーが痛い!!と嘆いているあなたのために、効果が出るまで続けるためのやり方・考え方をまとめました。
筋膜リリースのローラーは痛い?効果が出るまでのやり方とは?
せっかく筋膜リリースをやってみたのに、痛すぎてめげそうになっている人も多いと思います。そんなみなさんに筋膜リリースの効果を実感していただくためには、シンプルにこれしかありません。
なぜなら、からだは急には変わらないからです。
筋膜リリースの効果が出るおすすめのやり方とは?
そうは言っても、最初はビックリするほど痛いということも珍しくはないので、「なんでこんなに痛いの??」と不安になることもあるかもしれません。
どうしてそこまで痛いのか?という理由を知っておくと、少し安心するかもしれませんね。
ローラーが痛いのはなぜ?
赤ちゃんは、よくこんなポーズで足をなめたりしますよね。誰でも生まれた時には、こんな風に柔らかいからだだったんですね…。
大人になった私たちのからだは、いろんなことが積もりに積もって今の状態になっているといえます。
そもそもの骨格、筋肉のつき方、姿勢、動きのクセ、生活スタイル、食生活…などなど、人それぞれいろんな要因が影響して今の状態を作り出しています。
筋膜リリースでローラーが痛いのは、長い間にからだに無理なバイアスがかかり続けてきたことの現れといってもいいのではないでしょうか?
それを1回の筋膜リリースで良くしようと思うことは、それ自体、無理があると思いませんか?
長い時間をかけて出てきたからだの不具合は、時間をかけて修正する必要があると思った方が納得感も増し、筋膜リリースも長続きするというものです。
効果が出るには時間がかかる
筋膜というのは、筋肉を包んでいる膜のことです。それが萎縮したり癒着していると、弾力や伸縮性が低下して動きにくくなってしまいます。なので、それをローラーやボールでほぐしていくのが筋膜リリースです。
「萎縮」や「癒着」は、昨日や今日いきなりやってきたものではありません。何かが毎日少しずつ溜まっていき、あるとき気がついたら動きに支障が出るほどになっていた…ということです。
ということは、筋膜がほぐれてからだが弾力や伸縮性を取り戻すためには、これまでにかかった時間に見合うだけの、ある程度の時間が必要なのです。からだは急には変われません。
でも、諦めないでください。
筋膜リリースを始めたあなたのからだは、いま一生懸命ほぐれようとしています。なんとか弾力を取り戻そうとしています。少しずつ変わろうとしています。
だから、からだが反応し始めるまで、筋膜リリースをやめずにやり続けてあげることが、からだが喜ぶことなんです。
筋膜リリースの効果を感じるまで続くやり方
人間、「痛い」のは極力避けたい。
だから、筋膜リリースも痛かったら、最初はホントにホントにほどほどにやることが大事です。そのためにはこの2つを試してみてください。
■ ローラーが痛すぎるなら、最初はテニスボールを使う
ローラーは直径が14cmあるので、床から距離がありすぎてからだを支えるのがむずかしい場合があります。からだを支えられないと、筋肉に体重がかかりすぎてしまい「痛い!」と感じます。
そんな時は、床からの距離が少ないテニスボールで始めるのがおすすめです。
テニスボールは直径7cm。床からの距離が半分になれば、痛さも半分になるはずです。
■ 痛気持ちいい強さで、筋膜へのアプローチを毎日続ける
痛い方が効くわけでもなければ、痛くないと効かないわけでもありません。続けるためには「痛気持ちいい」ことが重要です。
続けたいと思えるほぐし加減で、少しずつ柔らかい筋肉を取り戻していきましょう。ある時気がつくと、「あれ?痛くなくなってる…」と感じる時が必ず来ます。
おわりに
いかがでしたか?ここまでお読みいただきありがとうございました。
せっかく筋膜リリースに挑戦したのに、痛すぎてめげている方、どうか焦らないでくださいね。毎日少しずつでも筋膜に刺激を入れることで、からだは必ず反応してくれるようになります。
筋膜リリースの効果は、長い目で見て、ゆっくり感じていくのがいいと思います。
からだは急には変わりませんが、アプローチを続けると、年齢に関係なく必ず反応してくれますよ。
からだメンテは、どんな年代の方にとってもスゴく重要です。そして、日頃からコツコツと自分のからだに手をかけてあげることが何より大事です。
筋膜リリースを毎日の生活に取り入れて、自分のからだが変わっていく楽しさを、ゼヒ実感してくださいね。